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2022.12.01 正確に色を表現するための技術

ビジュアルが重視される印刷において特に重要なのは、正確な色の表現です。
色の表現は複雑で、同一色であっても印刷条件によって一様ではありません。それではどのようにして想定した色を忠実に再現できるのでしょうか。その技術や.
当社の取り組みをご紹介します。

正確に色を表現するための技術

印刷条件によって異なる色表現

同じCMYKデータであっても印刷条件によって、色の濃さや色合いは微妙に変わってきます。たとえば、依頼する印刷会社によっても色の表現は異なりますし、同じ会社であっても使用する印刷機や用紙の種類で変わってきます。あるいは、印刷するタイミングによっても色に差が出ることがあるかもしれません。

カラーマネージメントシステム

先述の通り、さまざまな印刷条件によって異なってくる色表現。そうした色のばらつきを無くすために開発されたのが、カラーマネジメントシステム(CMS)です。
CMSはモニター、プリンタ、印刷機などの異なる機器間の色を統一して管理し、機器による色特性の誤差を補正することで同一色として扱えるようにします。

当社の取り組み

当社ではJapan Color準拠の標準印刷を基準とし、標準印刷から作成したICCプロファイルをモニターやプリンタに適用させ色の管理をしています。
印刷ではハイデルベルグ社製のカラー測定システム「プリネクトイメージコントロール」を採用しています。このシステムは、印刷機や用紙の特性を厳密に測定しデータ化することで、想定した色を忠実に表現します。また、色情報の保存が可能なため、再版時に同じ色を呼び出すことができます。

まとめ

印刷における色表現の技術についてご紹介しましたが、いかがでしたか? 安定した色品質を支えているのは、最新のテクノロジーとそれを管理するオペレーターの存在です。当社は確かなカラーマネジメントでお客様のご希望に柔軟にお応えします。

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