多くの書籍を扱ってきた経験とノウハウで高精度の色合わせを実現。写真集から辞典まで幅広く対応します
正確さとスピードが要求される法規情報分野。当社はこのジャンルのパイオニアとして、非常に高い正確性と専門性を持つワークフローの実現に努めてきました。
また、既にスタンダードとなりつつある情報のデータベース化やコンテンツ制作についても、自社開発したシステムにより造本と一体化した制作が可能です。
長年の経験を活かし、法規集や加除式台本(追録)といった正確さを要求される出版物を確実に製作いたします。
また、独特の製作工程を要する「加除式」。専門的な加工についても大量かつ迅速に対応できるワークフローを整えました。
情報をデータベースに蓄積し、CD-ROM・Web等へ展開するシステムを構築しています。例規集を始めとしたデータベース化の流れに対応し、構築後のメンテナンス体制も整えています。
加除式書籍とは、ルーズリーフ形式のページを、専用のバインダーや綴紐で綴じ込み、製本してあります。これによって通常の書籍と異なり、中身をページ単位で差し替えていくことが可能なため、内容の追加・変更が多い法規情報分野に多く用いられている書籍形態です。
法令の改正や最新の事例など、更新したい内容が発生した場合にそのページのみを差し替えることによって、常に最新情報の書籍として、長期的に利用することができます。なおベースとなる書籍を「台本」、差し替えのために発行される冊子を「追録」と呼びます。
一般書籍が三方を断ち落とすのに対して、加除式書籍は四方を断ち落とすことが最大の特徴です。
四方を断ち落とした書籍は固定されている部分が無い、単なる紙の束となりますので、扱いには細心の注意が必要となります。その後、綴り穴の数に合わせた穴あけや帯封がなされ、出荷製品となりますが、いずれの加工作業にも正確さが要求され、高い熟練技術が必要です。一方で法規情報を迅速に伝えるためには、大部数であろうとも効率よく進行できるスピードが必要となります。
当社の一貫生産体制は、組版から製版に至る工程に加除式専用のワークフローを整え、加除式ならではの製作に万全の対応ができるとともに、大幅な改正情報等にも的確で素早い対応ができる体制をつくりあげています。また製本工程には加除式専用の設備を完備し、長年培ってきたノウハウを活かした、独自の生産体制でお客様の大切な情報を、確実な製品に仕上げることが可能です。
加除式書籍は法令集のように、時とともに変遷していくものであって、常に最新内容を把握する必要がある情報に対して有効な形式です。頻繁に改正される情報にあっては、年度版の書籍だけでは、いざという時に役立ちません。
例えば企業や各種団体の規則集などでも、情報のスケールによっては同様のシステムを導入する事が有効な場合もありますので、ご検討をお勧めします。追録は必要な箇所のみを差し替えるので、年度版の書籍を毎年作りかえるよりも経済的です。経費を節減しながら、常に最新の内容でご利用いただくことができます。