数学の専門書や論文の記述に欠かせない「TeX」。
DTPから印刷・製本まで得意としています
当社では、年間数十冊の書籍をTeX(テフ)で製作しています。
代表的なものには、数学界の「広辞苑」とも言われている「岩波 数学辞典 第4版」(菊判・2,000頁 2007年3月刊行)、用語の定義や概念だけでなく数学の歴史も網羅した「岩波 数学入門辞典」(菊判・738頁 2005年9月刊行)などがあります。
これらの書籍はTeXの長所である「美しい数式」「バッチ処理」を最大限に活かし、項目ごとに統一を図り大変読みやすく整っております。
他の印刷会社との違いは豊富な外字を所有している点です。
当社は約25,000字の自社フォント(明朝4書体・ゴシック4書体)を所有しており、ほとんどの外字をイメージでなく文字として処理できます。そのため外字を高品質に出力できますし、ポイントの増減などが必要になった際も迅速に対処できます。
→ 作字専用システムで作成したサンプルデータ(PDF形式)
当社では、数式や化学式が頻出する書籍はTeXで対処するようにしております。他の組版システムでもそれらの式を表現することは可能ですが、式の微調整や統一に時間がかかり作業効率が良くありません。また、TeXはバッチ処理が可能ですので、図書目録や名簿などレイアウトが統一されている書籍にも向いているといえます。