スマートフォンやタブレット端末の普及で、身近な存在になっている電子書籍。当社では電子書籍の黎明期から製作を続け、年間100冊以上を受注しています。
今回は、電子書籍の歴史を振り返りながら、作成の流れをご紹介します。
そもそも電子書籍とは?
電子書籍とは、書籍などの出版物をデジタル化し、スマートフォンやタブレット端末などのディスプレイで閲覧できるようにしたものです。「ebook」や「デジタルブック」とも呼ばれます。オンライン上の電子書籍ストアで販売され、電子書籍リーダーをはじめ、PC、スマートフォン、タブレット端末などで読むことができます。
日本の電子書籍の歴史
その歴史は1980年代まで遡り、ワープロで読み込むCD-ROMの辞書がその始まりとされています。1990年代にCD-ROMを読み込む小型端末が開発され、2000年代に入ると電子書籍リーダーが次々と登場。2010年代にはスマートフォンやタブレット端末で電子書籍が読まれるようになり、今日に至るまで普及が進んでいます。
作成の流れ
より身近になった電子書籍ですが、一体どうやって作られているのでしょうか?
電子書籍は、紙の書籍、WordやPDF、組版データなどをもとに作成します。
ここでは、当社での作成の流れをご紹介します。
①レイアウト設計
電子書籍の仕上がりを確認するためのレイアウトを設計します。
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②外字調査
電子書籍で表示できない文字(外字)を検出して、表示できる文字に置き換えます。
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③データ編集
データの整形やレイアウトの調整、字句の修正などを行います。
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④データ変換
編集したデータを指定のフォーマット(EPUB形式など)に変換します。
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⑤動作確認
タブレット端末などの機器で、レイアウトやリンク動作などを確認します。
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データ納品
まとめ
語句の検索や文字の拡大といったデジタルならではの機能を持つ電子書籍。その利便性から今後もさらに利用が増えそうです。
当社では、HTML、XML、text、Word、Excel、PDF、CD-ROMなど、ご希望に合わせてさまざまなデータフォーマットに対応します。また、販売目的だけでなく、ホームページやデータベース、配布資料などでの利用も可能です。お気軽にご相談ください。