豊富な実績

 当社では年間数十冊の書籍をTeXで製作しています。近年の代表的な作業では,数学界の「広辞苑」とも言われている「岩波 数学辞典 第4版」(菊判・2,000頁 2007年3月刊行),用語の定義や概念だけでなく,数学の歴史も網羅した「岩波 数学入門辞典」(菊判・738頁 2005年9月刊行)などがあります。
 これらの書籍はTeXの長所である「美しい数式」「バッチ処理」を最大限に活かし,項目ごとに統一を図り大変読みやすく整っております。

岩波 数学辞典 第4版

岩波 数学辞典 第4版

岩波 数学入門辞典

岩波 数学入門辞典

よくあるご質問

Q:TeXを活用すればコスト削減を図れるの?

A:お客様からいただいたTeXファイルをそのまま活用できれば,組版にかかるコストを削減することも可能です。当社は効率よくTeXファイルを活用できるように,必要に応じて自社でカスタマイズしたStyleファイルやClassファイルをお客様に提供しています。書籍の仕様によって必要となる設定も異なりますので,詳細事項に関しては当社までお問い合わせください。

※TeXは作業環境(OS・TeXバージョン・Styleファイルなど)が異なると期待通りの出力結果が得られないこともあります。当社にて調整・修正作業を行う場合,コスト削減につながらないケースもあります。

Q:どのようなデータを渡せばよいの?

A:以下のファイルをお渡しください。

ファイル形式 入稿時の注意点
TeXファイル(.tex) 記憶メディアに不要なtexファイルは保存しないでください。
Styleファイル(*.sty) ※ 標準的なもの以外
Classファイル(*.cls) ※ 標準的なもの以外
DVIファイル(*.dvi) 記憶メディアに不要なdviファイルは保存しないでください。
EPSファイル(*.eps) ※ 使用している場合のみ
入稿前にご確認いただきたい5つの項目

  1. 原寸で作成
  2. アウトライン処理済
  3. 使用している罫線は0.1mm以上
  4. 外周に不要な余白がなし
  5. CMYKまたはグレースケール形式で保存

※ 上記項目は当社で対応することも可能です。ご不明な点は何なりとご相談ください。

入稿の際は,上記ファイルと共にお客様の作業環境(OS・TeXバージョン)をお知らせください。
※ コンパイル時に作成される中間ファイル(logファイルなど)をお渡しください。

Q:他の印刷会社との違いは?

A:他の印刷会社との違いは豊富な外字を所有している点です。当社は約25,000字の自社フォント(明朝4書体・ゴシック4書体)を所有しており,ほとんどの外字をイメージでなく文字として処理できます。そのため外字を高品質に出力できますし,ポイントの増減などが必要になった際も迅速に対処できます。

→ 作字専用システムで作成したサンプルデータ(PDF形式)

Q:どのような書籍がTeXに向いているの?

A:当社では,数式や化学式が頻出する書籍はTeXで対処するようにしております。他の組版システムでもそれらの式を表現することは可能ですが,式の微調整や統一に時間がかかり作業効率が良くありません。また,TeXはバッチ処理が可能ですので,図書目録や名簿などレイアウトが統一されている書籍にも向いているといえます。

岩波 数学辞典 第4版

岩波 数学辞典 第4版

Q:TeXファイルを後利用できるの?

A:TeXファイルはマクロの付いたテキストデータですので,プログラム処理によってTeXのマクロを除去し,テキストを有効に活用することも可能です。また,事前に書籍で使用したTeXファイルをWeb用コンテンツに使用することをご相談いただければ,書籍製作の段階からWeb用コンテンツを考慮した設定・作業を行います。Web以外にもCD-ROMやDVD用データへ流用することも可能ですので,データ加工に関しては何なりとご質問ください。

当社のTeX作業環境

TeXバージョン pTeX3.1.4
OS Windows7
使用フォント 自社フォント 8書体(明朝4書体,ゴシック4書体)
モリサワフォント 20書体
TeX欧文書体 71書体
標準的な欧文書体 29書体
補足事項 自社フォント,モリサワフォントはPSフォントです。
自社フォントは約25,000字作字済みです。必要な外字は作字専用システムを活用して作字いたします。